2011/03/29

sculpture




知人が引っ越しをするにあたり

家財道具のいくつかを部屋に置いて行くことになったという

その空いた部屋に大家さんが被災者の受け入れをきめたため


計らずも今回の件で誰かの手助けをしたこの知人の行動を

羨ましく思う

不思議な感覚だけれど

いまの自分には大してできることがないので

余計に


日数がたち 次々と入る情報

私は被災した訳ではない

今回のことを軽々しく語るつもりはないけれど

ただ自分なりに

このなんとも言えない苦さを噛み締めながら

あれこれ考えている


芽吹きの季節

春の背中を押したい気分だ


木彫「発芽/再生の種」渡部家住宅のために 2009年制作